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新しい遊具完成 〜滝と流水と砂場の複合遊具〜

*画像をクリックする事で拡大してご覧になれます。
春に新しい遊具「滝と川と砂場の複合遊具」が完成しました。
過去にも「環境」をコンセプトに、自分達で考えたり工夫できる既存の遊具にない特徴を持つ城南オリジナル遊具として、「森のウッドデッキ」、「川」、「ツリーハウス」、「ログハウス」等自然を生かした遊具を作ってきましたが、 今度の遊具も園児達自らが遊びを作り、知的好奇心を育めると思います。

自然の素材を生かした世界にひとつしかない園独自のオリジナル遊具です。造園、大工、水道、石屋、設計士の皆さんが英知を集め、試行錯誤しながら協同で作り上げてくれました。
前例がないだけに構想から完成まで色々試行錯誤をしながら行ったため、予想以上に時間とコストがかかりました。でも既存の遊具にはないたくさんの魅力があり、園児達が遊びこなす中で引き出してくれるものと確信しています。

子ども時代にしかできないことをしておかないと大きくなってから心身の面で困ります。そしてその時では手遅れです。取り戻せません。

五感を通して水の流れ、水圧、飛沫、砂の堆積等そして友達とのかかわり等さまざまなことを体験しながら学べるように考えています。
水は井戸水を汲み上げ、衛生上減菌器を通して流します。循環方式ですと、衛生上懸念が残るので、流しっぱなしです。
そんな魅力あふれる遊具をご紹介します。


遊具の図面 現場打ち合わせ

遊具の図面です。前例がないだけに、滝と始まりと終わりの位置を決め、図面に描く中で、川の長さ、川幅や滝の落差等色々な課題が浮かび上がります。

設置する場所で仮枠を置きながら川幅や流れのカーブや高さなどを測り、決めていきます。

基礎工事 職人魂

川の土台を作る作業と平行して、滝を立ち上げる作業も行います。滝はヒノキの丸太9本を組み合わせて作ります。滝のイメージを出すのに苦労したようです。

完成までもう一息、夜遅くまで最後の仕上げに余念がありません。

遊具の全景

全景になります。
蜜柑色のポールは藤棚の柱です。春になると藤の花が咲き、雅な世界を 醸し出してくれるのではと期待していますが。今年は移植したばかりな ので、残念ながら花は来年以降のお楽しみです。

滝を横から見た図

滝を横から見たところです。
2mのヒノキの丸太9 本で組み合わせ、中はステンレスの柱を立て、丸太をしっかりとめて、 万が一にも倒れないようにかなり補強しています。丸太が腐ってきたら取り外しできるよう に工夫しています。滝の底には排水溝があり、水周りも考えて設計しました。周りの石も石 屋さんこだわりの石です。千葉県夷隅から探してきてくれたとのことです。
流水の土台となる土は岐阜産の荒木田土です。

滝から見た流水の流れ 滝

滝から見た流水の流れです。
水の流れの勾配と滝の水量の関係が頭を悩ましました。黄色の屋根は如何でしょうか。 柔らかい感じを出したのですが。

滝の水量や流れる角度等大工さんが苦心しました。
いったんこの形で流し、又色々様子を見ながら改良して行く予定で、 最終的には口の部分は腐らないようにステンレスで加工を考えています。

子ども達の遊ぶ風景 子ども達の遊ぶ風景

早速登園してきた子ども達から遊び始めます。

見ていると、先ずはじめにするのは滝から落下する水を溜めて遊ぶこと。
水のしぶきが又楽しい?

群がるように遊んでいる風景 群がるように遊んでいる風景

群がるように遊んでくれました

滝の水量最大の画像 滝の水量最大の画像

滝の水量も変えられます。
これは最大にしたところです。かなり水しぶきがかかります。滝つぼを通り越して落下します。
通常は左側の少し深くなっている滝つぼに落下するように落とします。

最大の水量ですと、落下する水を溜めるのも一苦労。
身をもって水の強弱を学びます。
水のしぶきが又楽しい?

遊んでいる風景 遊んでいる風景

川のところどころに置石があるので、段差になっており、かわいい滝が見られます。

砂場もいつの間にか池になりました

砂場もいつの間にか池になりました。子ども達の遊びに水はかかせません。

冒頭でもお話したように、自然の素材を活かした世界にひとつしかない園独自のオリジナル遊具です。
今回もつきあいのある職人さん達に「今度は滝と川と砂場を作りたいが」と投げかけると、「園長のあの思いか・・・。」と半分あきれながらもつきあってくれ、子ども達のために一肌 脱ごうと皆で創ってくれました。本当にありがたいことです。

今回もまったく何もないところからのスタートです。四苦八苦しましたが、これも皆の協力のお蔭です。
また気長に待ってくれた保護者の皆さんの配慮と温かな励ましにも感謝しています。
新しい園舎もそうですが、ある意味こだわりを捨て、簡単にするほうが色々な意味で楽かもしれません。
でも子ども達が生活する学校だからこそ、大事なところにはこだわっていきたいと思っています。

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