昨日は時折薄日の差す天候でしたが、無事に運動会を終えることができました。今日は午後から園で書類整理をしていましたが、職員室から園庭に時折目を転じると、昨日の熱気が嘘のような静寂な一時です。
唯一残念だったのは、全園児での参加が叶わず、4 名の欠席者がいたことです。
園児の競技の審判は最初の種目のかけっこから年長組のつなひきまで、全て私が行いました。紅白帽子(頑張れ帽子)をかぶり、「赤も白も両方とも頑張ったけれど、今日は(今は)○○の勝ちと」声高らかに勝敗を告げました。
園児たちの姿を一番知っているのもちろん各クラスの担任です。でも不肖私も園長として、当然ながら全園児のことはわかりますし、日頃の園生活や運動会の練習に向けての様子は知っています。例えばかけっこのスタートの時の子ども一人ひとりの思いや時には緊張感が見え隠れする時があります。そうした時に園児達の気持ちに寄り添いながら、笛の合図のタイミングや日頃の練習での様子から、言葉かけやタイミングや流れまで、細かく配慮しながら笛を吹いています。ただ機械的にスタートの笛を吹けば良いというものではありません。また紅白の勝負がある綱引きや玉入れも公明正大にやりながら、終了の笛を吹くタイミングを見極めることも大切です。
本園の運動会のコンセプトである「ルールを守って楽しむ」という目的を園児一人ひとりが達成できました。また友達を応援したり最後まであきらめないで、一生懸命頑張っている姿もみられました。
閉会の挨拶でも少し触れましたが、「頑張る」ということは勝ち負けの勝負について頑張ることもさることながら、例えば障害物リレーで一本橋から落ちた時やバトン(帽子)の受け渡しに失敗した時に、遅れてしまうからまあいいやとごまかしてそのまま走ってしまう気持ちに負けないで、やり直す気持ちが頑張る気持ちです。転んでもまた立ち直って走る気持ちも同じです。
端的に言えば自分のそうした気持ちに負けないで、悔しくてもルールを守って行うことができる気持ちです。上手くいかなかったけど、またもう一度やり直して頑張ってすることができる気持ちを、この運動会という行事を通じて育むことが大切です。
写真は運動会の様子です。審判等やりながらの撮影ですので、全ての種目ではありませんが、雰囲気を感じていただければ幸いです。
間もなく始まります。
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