幼稚園見学でよくお問い合わせいただくことについて
Q 「なぜ見学会、公開保育は設けないのですか」
A 「毎日が見学会であり公開保育をしているとご理解いただければありがたいです。
原則何時でも幼稚園見学が出来ることはきわめて大事なことだと思います。
誕生から今日まで家庭で慈しんで育てられた大事な子どもさんが初めて社会集団
である幼稚園を選ぶ際に実際の園児が生活している様子をみて幼稚園をどこに選ぶかは
親として当然のお気持ちであり、それに応えることが園としての大事な責務です。
そうしたことを踏まえますと、むしろ日頃のありのままの自然な園の雰囲気、
スタッフの様子、保育また園児達の生活や表情をこころゆくまでご覧いただけることで、
より園を知っていただけたら嬉しく思います。
何故なら、子どもさんは入園されてからは公開保育等改まった特別に設定した保育ではなく、
通常の保育の中で園生活を送るためです。
日々過ごすありのままの保育をご覧いただいたほうが、自然だと考えているからです。
また「空気の教育」という言葉がありますが、園の教育方針とスタッフが醸し出す空気(雰囲気)
を知っていただくことも大事です。
子どもさんはそのような空気の中で、1日の大半を過ごすからです。
特に現在はSNSに代表されるように、口コミ等様々な情報がとびかう時代です。
しかしながら、前述したように実際に足を運ばれて、保護者の皆様ご自身(子どもさん含)の五感で
見学され、実際に園児が生活している様子をみて幼稚園を知ることはとても大事な大切なことだと
思います。またそうしないと本当の意味での園のことはわかりません。
・ 先生と子どもとのやり取り。
・ 入った時にうける園の印象や醸し出す雰囲気、
・ 子ども達が子どもらしく生き生きと生活しているか。
・ 友達同士のやり取り
・ 園の自然環境
・ 遊具
・ 絵本の蔵書またその選び方
上記のことを丹念に見ることが幼稚園を選ぶ際の大事なことであり、
是非足を運んで見ていただければ子どもさんにとっても喜ばしいことと思うからです。
実際に入園して生活するのは保護者ではなく子どもさんです。それにはその園の子ども達が
子どもらしく生活し、それを保障できうる環境かどうかを、大人の立場や視線ではなく
子どもの目線で見てあげると良いと思います。
又公開保育や見学会又行事の場合ですと、とかく特別な見学者向けの保育をしがちです。
それよりも普段の日々の保育を見られたほうがその園の様子がよくわかると考えているからです。
これから入園されて子どもさんが過ごす大半の日常の保育にその幼稚園の特徴がでますし
大事であると考えているからです」
Q 「保育中なのに見学しても大丈夫ですか」
A 「歓迎します。実際の保育をご覧ください。申し訳ありませんが、保育中は保育室には
いるのはご遠慮いただき廊下から見ていただく形になりますが、見学者がいることで
保育の支障をきたすようなことはありません。又見学者がいることで保育ができないような
保育者ではプロの教師とはいえません。先生がどうやって子ども達と接し関わっているか。
こうしたことを見るのも選択の際の大事な要素になるかと思います。
Q 「園長先生と話をしたいのですが」
A 「園長は園児がいるときは原則幼稚園にいますが、来客等もありあらかじめ日時を
お約束いただけるとありがたいです。但し見学の際お約束していなくても見かけたらお気軽に
声をおかけください。HPに園長ブログとして園や幼児教育に対する想いも多少書いて
いますので、よろしければご一読いただければありがたいです」
Q 「見学の際、子どもを連れて行ってもかまいませんか」
A 「歓迎します。むしろ差し支えなければ是非お連れください。幼稚園は保護者が
入園するのではなく子どもさんが実際に入園し生活するわけです。主人公はあくまでも
子どもさんです。子どもさんが気に入った幼稚園を選ぶことも大事な選択の基準だと
思います。子どもさんの第六感ではありませんが、子どもさんなりに選ぶ力を持っています。
何時までも気に入ってなかなか去りがたい又もう一度遊びに行きたいとおもうような
幼稚園も選択の際のだいじなことだと考えているからです。子ども心なりに幼稚園を見抜く
力を持っていると思います。大事なことです。
将来「何故この幼稚園に入園したの」と聞かれた時に、「あなたが選んだのよ」と答えたら、
子どもさんにとっては親が自分を信頼して最初の学校の選択を任せてくれたという親への
信頼感と自分の自信にもつながります。そのためにも子どもさんと一緒に園庭で遊び園の
雰囲気を知っていただくことはとても大切なことだと考えています。
幼稚園は毎日子どもが通園するところです。お店での買いものと違って、余程のことがない
限り、転園するわけにはいきません。親の思いと子どもの思いのギャップがありすぎると
悲劇が生まれます。
先ほどお話ししました子どもさんが子どもさんなりに気に入った幼稚園があればそこを
選択の一つと考えてあげるのもよろしいかと思います。
終わりに
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
何時でも見学できることは、ありのままを見ていただくことです。
つくろうことも飾ることもできません。
だからこそこのような形で見学していただくことが、入園する子どもさんにも保護者の皆様にとっても、
幼稚園を選ぶ際に一番良いやり方ではないかと考えています。
ご都合よろしい時間に何回でもご来園くださってかまいません。お気軽に隅から隅までみていただき、
何かお気付きの点等はスタッフにご遠慮なくお聞きください。お待ち申し上げております。
また何かご質問等ありましたら、直接でも電話でもHP掲示板でもご遠慮なくどうぞ。
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